こんにちは、夫のキンキンです。
我が家(1軒目)では1階にブラックウォールナットを敷きました。8年間住んでみて、全体的にはとても満足していますし、次回(2軒目)も無垢床を採用しようと思っていますが、改めて無垢床、及びブラックウォールナットのメリット・デメリットを書いてみたいと思います。
ブラックウォールナットの無垢床を選んだ理由
無垢床はとにかくオシャレ!8年前、注文住宅を建てるなら必ず採用したいと思っていたオプションです。無垢の床は、木板1枚1枚が異なる模様になっていて、白い壁、シンプルな家具を引き立てる。そう思って、ハウスメーカー選びの段階から予算に入れて検討していました。
結果的に、我が家が選んだ無垢床は床暖房対応のブラックウォールナット(75mm)です。家具などにもよく使われるウォールナットは非常に木目が美しく、高級感があります。床暖房対応の無垢床を探すのは当時結構大変だったのですが、エスバイエルの営業さんが見つけてきてくれました。
8年間使ってみて思うこと。
大満足!無垢床バンザイ!フローリングを選ばなくてよかった(笑)!実は我が家の2階は普通のプリントフローリングを採用しています(理由は後述)。1階と2階とでは床の感じが全く違います。家族の滞在時間の長い1階を無垢床にしたことで、見た目的にも感触的にも大満足しています。「次の建築時にも必ず無垢床を!」を考えていますが、以降、自分が思う無垢床のメリット・デメリットを書いてみます。これから新築あるいはリフォームなどで床材を検討される方の参考になればと思います。
無垢床のデメリット
まず、敢えてデメリットから。
1.水跡がつく、気にされる方はこまめな拭き取りが必須
我が家は無塗装のウォールナットを張ってもらったあと、自分達でキヌカという自然素材のオイルフィニッシュを塗ったのですが、キッチンやダイニングテーブルなど水ハネやこぼしの頻発する場所には多くの水が垂れた跡があります。無垢床の特徴として水や汚れに弱いことを知っていたので、最初は拭き取りを頑張っていたのですが、多忙な子育て時間で床に落ちた水分に気をつかえる余裕はなく、気づいたら跡だらけに。。
オイルフィニッシュなど床の保護剤は年に1回ぐらい塗っていたのですが、もう少し頻繁にやると良かったのかもしれません。
ですが、ついてしまった水跡も、表面の汚れも、我が家では数年に1度、サンダーで削ることによって綺麗に復活させています。人によっては水跡も汚れも無垢床のビンテージ的な魅力だとして削るのを敬遠される方もいらっしゃるよすですが、我が家では「薄く削ってオイルフィニッシュで元通り!」が基本です。
当然ですが、無垢床は板そのものが本物の木になっているので、表面を少し削っても木目がなくなることはありません。
2.価格が高い
1階の総面積(約55㎡)を総無垢にするために、当時のエスバイエルの標準フローリングからのオプション価格で40〜50万円ほどのプラスになった記憶があります。特にブラックウォールナットはパイン材や杉材などの他の樹種に比べても非常に高価でした。
我が家では幅75mmのウォールナットですが、幅を広くすればするほどお値段もあがりました。床、フローリングは幅広だと高級感が出ます。75mmは戸建てでは、割とスタンダードな幅でしょうかね。
全体の予算調整のために、2階は普通のフローリングにしました。これはこれで、正解でした。子供の小さい時期には、日中をほとんど1階のリビング・ダイニングで過ごし、2階の子供部屋を使うことはあまりありません。夜中は寝室にいますが、家族全員でベッドの上で寝るためにフローリングの材質に拘ることは特にありません。
もちろん、我が家では8年間住んだ後に他の方にお譲りするために、子供が成長した後や巣立った後の生活において「2階はフローリングで良かったのか?」を検証できてはいませんが、予算調整の手法としては良かったので、次回の家づくりでも同様の構成(1階無垢、2階フローリング)にするかもしれません。
ちなみに、我が家の無垢材は無塗装で納入/貼り付けてもらって、自分で塗装しました。その方がコストダウンできたからです。
3.足音がドンドン響く(気がする)
私達家族はマンション住まいから新築戸建てに移り住みました。直近のマンションは普通の賃貸で、床材も普通のプリントフローリングでした。で、待ちに待った新築戸建に移り住んで子供や自分自身が歩き回っていた時の記憶は「足音が響く」でした。
1階が無垢、2階がフローリングの我が家では、個人的な感覚ですが、2階よりも1階の足跡の方が響く気がします。子供が3人もいる我が家だと、2階で仕事をしている時に1階で子供が走り回ると結構うるさいです。
ただ、この感覚は妻にはあまり無かったようで、「無垢床のデメリットって音が響くことだよね」と言うと妻はそう思っていなかったようでした。なので、個人差があるのかもしれません。
無垢床のメリット
最初に書いたように、私は「無垢床にして良かった!」と思っているので[メリット推し]です。
1.見た目が良い、高級感
我が家が選んだブラックウォールナットはとても木目の美しい樹種(クルミ)です。世界三大銘木の一つと言われているらしいです。幸いにも、新築当初から多くの友人・知人を招いた際に「オシャレ!」「良いね!」「高かったでしょう」と言われることが多かったのですが、個人的には殆どが床材の効果じゃないかなと思っています。
なぜなら、内装において強く拘ったのは本当に無垢床ぐらいしかないからです。テーブルもテレビ台も壁も、安いIKEAやクロスなどに留めました。照明も普通のダウンライトぐらいです。
また、無垢床は経年変化が楽しめると言います。時間が経てば経つほど、新品にはない魅力が現れるとのこと。確かに我が家でも新築時と現在(8年後)では見た目の風合いが変わってきました。
ですが、私は新築時のウォールナットも十分に好きでしたし、風合いの変わった今も変わらず好きです。やはり木が本物であるかどうか、が自分個人にとって重要な要素だったと思います。
2.足触りが良い、温かい(気がする)
無垢床って温かい気がするんです。我が家では、リビング部分に床暖房を敷設していますが、パーティなど来客のある冬の寒い日以外では殆ど使っていません。もちろん、燃費(我が家の床暖房は電気)が気になるというのもありますが、無垢床はあまり冷たくないんです。
エアコンをしっかりつけていて、靴下やスリッパを履いていれば「足元が冷たくて辛い」ということはありません。一方、在宅ワークが増えて2階のフローリングで仕事をするようになった冬時期は床が冷たいと感じることが多くありました。同じ自宅で無垢とフローリングの違いを感じています。
夏は基本、裸足です。サラサラとしていてとても気持ちが良いです。ウレタン、オイル、ワックスなど仕上げの方法によっても足で踏んだ感覚は違うと思いますが、オイル塗装した我が家では「サラサラ感」です。
3.傷が気にならない
ウォールナットは硬い樹種と言われています。でも、重いものを落としたり、鋭利なもので引きずったりすると傷がつきます。傷を確認した瞬間は結構ショックです。
ですが、無垢材の場合、上述の通り、そこそこの傷ならば「削れば良い」という感覚があります。さらにいえば、1枚1枚の木目や柄が異なるため、部分的に傷が入っても、それ自体の模様の一つと捉えられなくもないぐらい、床の部分部分に個性があります。
これは子育て世代にとってはかなり精神的なメリットじゃないかなと思います。ちなみに2階で私がある家具を一人で動かした際に角が床に引きずられたことで、長い傷ができてしまったのですが、2階は印刷のフローリングなので、もはや修復不能です(涙)。
次の家づくりでも必ず無垢床にする!
既に次の家を立ててくれるハウスメーカーは決まっているのですが、そのHM選びにおいても、無垢の床を採用できる会社を前提にしました。高性能な家づくりだと一条工務店が候補にあがると思うのですが、私の場合は無垢床が採用できないらしいということで選択肢から却下しました。
No 無垢床 , No 家づくり。
次はどんな樹種、幅の床にするか、楽しみです。
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