洗濯が好きになる!洗濯導線のポイント 間取り紹介

1軒目

毎日の家事。そんな中でも、洗濯は、多くの方が、少しでも楽にしたいと思う家事の一つではないでしょうか。

今回は1軒目を建てる時に、出来るだけ短くする間取りを取り入れたのでご紹介します。今でもこの間取りはすごく気にいっています。

しかし、バルコニーがあって、そこで干す前提で間取りを決めたので、室内干しには、向いてなかったんです。そこをある工夫で、カバーしたので、建ててからでも、間に合うリカバーのポイントなども含めて、ご紹介します。新築やリフォームの間取りを考える際のヒントになれば嬉しいです。

洗濯を分析してみる

改めて、洗濯の工程をあげてみると

  • 洗う
  • 運ぶ
  • 干す
  • 取り入れる
  • ハンガーから外す
  • 畳む
  • ハンガーなどを片付ける
  • 運ぶ
  • しまう

そうなんです。洗濯は、工数が多い上に、『移動』がつきものです。しかも、濡れた大量の服を持っての移動です。

それは、洗濯、嫌ですよね。。。

洗濯が楽になる大きなポイントの一つに洗濯導線があります。導線が長ければ移動距離が長く、1階から2階への移動ともなれば、さらに上下運動も加わりしんどさは倍増します。導線を短くすると、移動距離が短くなり、それだけ時短にもなります。

日常の家事の一つである洗濯ですが、改めて考えると奥が深いですよね。

1日1回以上、家族が多いと2回、3回、洗濯機を回しているんですが、家事中の家事!間取りには、出来る限りこだわりたい所だと思います。

【実例】洗濯導線を短くした間取り

早速ですが、こちらが2階の間取りです。1軒目を建てる時、2012年に考えた、少しでも洗濯という家事が楽になる導線です。

大きな特徴は、2階にお風呂があります。バルコニーも2階なので、洗濯動線は2階で完結する間取りです。

【ポイント①】洗う場所と干す場所は同じ階に

多くのご家庭で、お風呂場に隣接した脱衣所に洗濯機を置かれることが多いと思います。

我が家は1軒目を建てる際、まず、お風呂場を2階に設置しました。

理由は、1階のリビングダイニングを極力広く取るためです。

干す場所をバルコニーとしていたので、自然と洗濯導線は2階で完結することができました。

お風呂に入る人が、洗濯物を着た状態で2階に上がってくれるので、洗濯するために、洗濯物を持って階段の移動することはなくなったと言うことです。

次に干すところです。

【ポイント②】バルコニーは脱衣所から一番近い部屋へ

私たちが1軒目を建てた頃は、室内干しの概念はあったけど、ランドリールームを設けるまでの余裕はなく、バルコニーを設置して、そこに干すという前提で間取りを決めました。

今では、ランドリールームや家事室などと言われ、外国のような、洗濯をする部屋を一室きちんと設けている間取りが増えましたよね。(我が家も2軒目では、洗濯物を干すためのバルコニーは設置しません。)

バルコニーの位置は、脱衣所から一番近い部屋に設置し、そこを主寝室としました。

脱衣所から見たバルコニー

大きくなって、洗濯物を干すのに、子供部屋をいちいち通るのは「う〜ん、、、」可哀想ですよね。

ここで、干す際に、バルコニーの掃き出し窓の手前に付けたホスクリンがとても役立ったので、ご紹介します!

【ポイント③】掃き出し窓の手前にホスクリン

もともと、工務店さんに脱衣所に設置してもらったホスクリンですが、湿気た脱衣所では、なかなか乾かないのと、洗面台を使う際にとても邪魔なので、自分で、外してバルコニーの掃き出し窓のほうに移動しました。

ここにつけて大正解です。バルコニーに立ちながら洗濯物を干すと、干した洗濯物が真上になり、次を干すのがとても大変でしたが。

部屋の中で、洗濯パンチなどに吊るしてから、バルコニーの物干し竿に移すと、すっごく楽です!そして、私自身が日光を浴びる時間も短縮できて、一石二鳥です。

更に、洗濯物を取り入れて、すぐに畳めない時ってありますよね。そんな時も、ここに吊るしておけるので、とても便利です。

雨の時は、網戸を開けて風だけは通るようにしたり、花粉や黄砂の飛ぶ季節は扇風機を利用して、空気を通しながら、日光に当てたりしています。(洗濯物を乾かすのに、日光は関係ないらしいですが、温度を上げる方が乾きやすいそうなので、日光は必ずしもいらないわけでもないような‥)

また、冬の季節は暖房をつけるので、寝室の乾燥防止の加湿にもなります。

ホスクリンを窓際に設置するのは、大正解でした。

これは、住み始めてから、自分で設置したので、天井の下地か、桟(さん)の位置さえ確認すれば、ドライバーでネジ留めするだけなので、簡単です。

ホスクリンは見た目ちょっと…という方には物干しワイヤーや、ブラックアイアンの物干しもオシャレですよね!

とあるホテルに設置されていたワイヤー物干し

次にたたむ場所です、

【ポイント④】移動をしないたたむ場所

前述した通り、主寝室はかなり広めにとりました。なので、取り入れた洗濯物はそのまま主寝室で畳みます。

子供3人分の洗濯物が文字通り山のようにあります。

私はあとでしまいやすくするため、個々の長袖、半袖、ズボン、、、など畳んだものを重ねずに、並べて置くタイプなので、広々としたスペースは必須でした。

そして、それをしまう場所も移動しない、同じ場所です。

【ポイント⑤】主寝室にファミリークローゼット

主寝室には、壁2面分のクローゼットを設けました。

ウォークインクローゼットにせずに、壁2面にしたのは、ウォークインする、つまり歩けるスペースがもったいないからです。ウォークインするスペースもお部屋スペースにした方が、広く感じられ、居場所として有効活用できますよね。

ファミリークローゼットの考え方は色々あり、しまう場所は一つにすることで、家事楽という意見に対して、子供が大きくなったらどうするの?特に女の子はパパと同じ場所で着替えるなんて、嫌がるでしょ!と賛否両論ありますが、子供が成長するに連れて生活様式が変化するのは当たり前です。

我が家は、主寝室の他に2つ部屋があります。将来子供部屋にする予定だった部屋です。ここには、クローゼットがそれぞれあります。普通のものです。

今は、季節違いの服や滅多に着ない冠婚葬祭の服を使わない部屋のクローゼットに入れてますが、子供達が大きくなり、それぞれが部屋を使うようになれば、各部屋のクローゼットを使うイメージでした。

まぁ、その頃には洗濯物は各自でしまってね!とお願いできるだろうと思ってます^_^

いかがでしたでしゃうか?

今回ご紹介したのは、我が家1軒目の2階の間取り紹介と洗濯導線のポイントでした。

ポイントをまとめると、
①洗濯と干す場所は同じ階が良い!
②バルコニーで干すなら、脱衣所に一番近い部屋にバルコニーを設置する。
③吐き出し窓の手前にホスクリンなど室内物干しを付ける。
④畳む場所も移動しないところで!
⑤主寝室にファミリークローゼットを設置する!

少しでも洗濯が楽になる間取りは絶対に必要です!

ランドリールームを設けられなくても、主寝室のプライベート空間にホスクリンのような室内干しが出来る器具をつけることで、加湿も兼ねた室内干しが出来ます! ぜひ、お試しください!

コメント